子どもに英語の向き・不向きってある?
我が子を見ていて、「運動に向いてるな!」とか「算数はあまり得意じゃなさそうだな」などと多少なりとも感じること、ありますよね。
向いているものは伸ばす機会を提供してあげたいし、得意じゃなさそうなものはある程度フォローしてあげたいというのが親心。
でも英語って、日々の生活の中で向き・不向きを感じることはあまりないかもしれませんね。
そして、お子様をお持ちの親御さんには、「うちの子英語に向いているのかしら?」と思われている方もいらっしゃるかもしれませんね。
ということで、今回は「英語の向き・不向き」について考えてみたいと思います!
向き・不向きがシンプルではない英語
運動に向いてるとか、算数に向いているなどは以外とシンプルかもしれませんが、英語はというと、関わる要素が多岐に渡るのためそんなにシンプルに判断できないもののように感じています。
これは英語に限ったことではなくどの言語でもそうなのですが、言語活動には、「読む・書く・聞く・話す」のように「4技能」と表現される複数のスキルがあったり、そのそれぞれのスキルについてもさらに細分化されたスキルがあります。
日本語で考えてみても、話すことが大好きでいつも話しているようなお子様でも、読むことは苦手だったり、漢字を覚えるのは得意だけど文章を書くことが苦手だったりしますよね。
英語の場合、そこに発音や文法ルールなど、母語の習得では意識しなくてもよかった要素も加わるためさらに多様な要素が必要になります。
だから「この子は英語に向いている・向いていない」と、シンプルに判断しにくいのだと思います。
でもこれは逆に良いことでもあります。なぜなら、これだけ要素がたくさんあると、誰でも少なくともどれか一つには適性がある可能性がとても高いからです!
スポーツや数学、暗記系科目やアートなどはある程度向き不向きがシンプルに見えやすい一方、一度向いていないと判断してしまうとそこからずっと諦めてしまうということもあるかもしれません。
でも、英語は誰もが向いている要素を見つけられる!誰もが向いている!と考えることができませんか?うん、できますできます!
だから私は英語教育が大好きなんです!
音を聞き分けて真似るのが得意な子
英語には、日本語にない音がたくさんあります。母音一つとっても日本語は「あいうえお」の5つで済みますが、英語の母音はその5倍はあると言われ、日本人の英語上級者でも母音を正しく使い分けられる方とそうでない方がいらっしゃるように思います。
発音単体だけでなく、文章で発話されるときのリズムや抑揚、音の連結や脱落といった音に関わる要素は日本人学習者にとって大きな壁となる要素ですね。
私が見させていただいてきた数百人のお子様の中にも、この「音に対する適性」がとても高いお子様がいらっしゃいました。
同じ英語コンテンツを同じ量聞いていても、すぐに正しく再現できるようになるお子様、意識レベルではコントロールしきれない複雑な音のルールを短期間で体得して無意識に使えるようになるお子様、といらっしゃいます。
これには、「数多くの音を聞き分ける」という音への感受性と、唇・舌・口の中の空間調整・鼻腔の使い方・喉の調整などの体のコントロール性の両方が必要なので、その全てに高い適性を見せるお子様の割合はそこまで高くないものの、やはり低年齢から開始されたお子様の割合は高いように感じます。
私自身も実はこの音への適性だけで英語にハマったタイプです。
元々、音楽と体育だけ「よくできました」がもらえる小学生でした。
聞いた歌をそのまま同じように発声して歌うことも大好きで、いつでも歌っているような子でした。
そのような子にとって英語は音楽や体育のようなものなのです^^
たくさん音に触れ、真似をする中でどんどん好きに、そして得意になることができます♫
文字・文法・語彙などを覚えるのが得意な子
お子様が幼児さんの時、「ひらがなを覚えるのが早い・遅い」というのを感じられましたか?
うちの場合、上の娘はとっても遅く小学1年生でやっと少しずつ読み書きできるようになったタイプで、下の息子は4歳くらいで与えた教材であっさり覚えてしまい、大好きな生物図鑑を一人で読むうちにカタカナや漢字まで勝手に覚えたタイプでした。
同じように、英語の文字やフォニックスへの適性はそれぞれ異なるように感じています。同じカリキュラムでもすぐ読めるようになる子と少し時間がかかる子がいます。
音で語彙を覚えることが早いお子様や、複雑な文法項目を理解することが早いお子様もいます。
こういったお子様は学校での英語テストなどでも良い結果が出せるので、日本の英語教育システムの中では強みとして見えやすいかもしれません!
ちなみに私はというと、何かを暗記したり、単語を100回書いて覚えたりみたいなことがとても苦手・・・。この分野は強くないと自覚しています。それでも他の要素でカバーして英語が使えるようになるので、「覚えるのが苦手でも大丈夫」「得意ならそれはもちろん素晴らしい」と考えています。
間違えを気にせずどんどん話すのが得意な子
正しい文法や語句、読み書きなどを覚える地道な作業よりも、細かいことを気にせずどんどん話す方が好きなお子様もいらっしゃいます。
語順が違っていても、動詞が抜けてしまっていても、自分の知っている範囲の単語を引っ張り出して来て繋げてなんとか伝えようとする。
このような果敢な姿勢を見ると、「いいねいいねー、その勢いだよー!」と嬉しくなってしまいます。
自分で考えて使ってみた言葉が、なんとか通じた時の喜びの気持ちが、記憶を強化させます。
最初は間違えながら使った言葉でも、次回どこかで出会った時、そのまた次にどこかで耳にした時、一度でも使っている言葉だと受け取る側のセンサーも敏感になるので、正しい使い方を吸収しやすくなります。
アウトプットとインプットを繰り返す中で精度が高まる、自然な言語習得過程が生まれます。
いわゆる「お勉強」が嫌いで、少しやんちゃなお子様でもその特性を活かして英語力を伸ばすことができます。
ちょっとシャイだけど感受性が高い子
シャイで言葉を発することに慎重のお子様は英語に向いてないと思われることもあるかもしれませんが、実はそんなこと全くありません。
そういうお子様の多くはとても感受性が強く、物語や人の感情にグッと入り込んで言葉を敏感に吸収することができます。
英語はどれだけ内容にのめり込んでコンテンツに触れられるかが大切になるので、感受性が強くじっくり入り込める性格はむしろプラスになります!
英語の絵本や読み物にたくさん触れ、感情移入しながらたくさん言葉に触れることで、使える英語をどんどん素直に吸収してくれることでしょう。
個性にあった英語教育を
このように、お子様ぞれぞれの強みを生かして得意になることができるのが英語の素晴らしいところです!
Brave Kidsでは、お子様の個性を誰より知り尽くしているおうちの方と担任コーチが二人三脚で、お子様の個性にあった英語学習を実現しています。
まだ体験されていない方はぜひ体験してみてくださいね!