中学1年で海外転勤に帯同したNちゃんの英語習得ストーリー
2024年02月21日
コロナも明けて、お仕事で海外転勤される方も増えてきましたね。
お子様を連れての海外転勤となると、やはり1番の心配はお子様の英語力、そして現地の学校生活に馴染めるかどうか、ではないでしょうか?
お子様が幼児や小学校低学年であれば、現地での適応力・言語習得力も高いためそれほど心配もないかもしれませんが、小学校高学年や中学生となると「すぐに馴染めるかな」「英語、できるようになるかな」と不安になるかもしれませんね。
この記事では、中学1年生の時に家族の転勤でアメリカに移った Nちゃんのお母様に、Nちゃんがどのように英語を習得していったか、そしてどのように学校生活を楽しめるようになったか、私上村がインタビューしました。
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渡米前から初期の様子
上村:アメリカ渡米前の Nちゃんはどのくらいの英語力でしたか?日本で英語の勉強はされていましたか?
お母様:公立小学校での英語の授業以外、特に英語の勉強はしてこなかったので、慌てて渡米直前の3ヶ月間だけ英会話教室に通いました。
現地の学校ですぐ必要なフレーズ(May I 〜, Can you 〜, What should I do?など)やフォニックスや基礎単語など、現地の低学年の子が学ぶ内容をネイティブの先生に教わりましたが、渡米前の英語力で「話す」「聞く」はほとんど出来ない状況でした。
上村:渡米してから半年くらいの間の学校生活の立ち上げや、英語力の成長はどのようなご様子でしたか?どういったこところが特に難しかったですか?
お母様:学校生活にスムーズに軟着陸できるよう一役買ってくれたのは、ミドルスクールのESLクラス(英語が母国語ではない子供たちを集めたクラス)の同級生たちや先生でした。
娘が分からない時にはジェスチャーや翻訳サイトを使って学校生活を助けてくれたり、放課後も個別にメールを送って励ましてくれたりと気遣ってくれたので、1ヶ月ほどで学校生活に慣れる事が出来ていたようです。
また同級生に日本語を話す子がおらず、毎日8時間ずっと英語環境にいたため、学校内でよく話される内容の日常会話は3ヶ月ほどで理解できるようになったようです。
逆に難しかったことは、自分からの積極的な発話とタイピングしてPCで提出する宿題でした。出される宿題はどれも聞いたことのないアカデミックな単語や文のものばかりです。はじめの1ヶ月間は1教科の宿題に3時間もかかってしまい大きなストレスになっていたので、ESLの先生に相談し個別対策(減らす、簡単にするなど)をお願いしたり、週1でチューターの先生に自宅で宿題をみてもらうなどして、負担を減らしていきました。
こちらでは困ったら自分からヘルプを出さないと、出来ていると判断されて助けてもらえません。半年で何よりも成長したのは声を上げて主張する力だったかもしれません(笑)。
4技能の中でリスニングとリーディングは半年間で割とよく伸びましたが、スピーキングはなかなか伸びず、学年相当のライティング力にも遠く及ばずでした。それらを伸ばしたくても授業や宿題をこなすことに精一杯で手が回らなかったことが、この頃の悩みの種でした。
オンライン英語コーチングでの変化
上村:Brave Kidsの受講を始めてくださったのはその頃ですね。オンライン英会話スクールはあまたある中で、Brave Kids に決めていただいた理由は何でしたか?
お母様:ようやく学校の授業や課題をこなすことに慣れて余裕が出来てきた渡米8ヶ月の頃、苦手意識のあったスピーキングを伸ばしたいと本人が希望するようになったので、日本語が通じる教室をリサーチしている中でBrave Kidsさんを見つけました。
キーワードは「コーチング」と「多聴多読」でした。彼女には発話のためのインプットが足りなかったし、日本語で教わる方が理解が早いと思ったので日英両方を話せるバイリンガル先生との多聴多読はとても魅力的だと思いました。
上村:実際に受講してみていかがでしたか?
お母様:マンツーマンセッションの時にコーチが優しい口調で丁寧に教えてくれたこと、間違いを否定せず発話したことを褒めてくれたことが彼女の自信に繋がりました。
受講当初、まずは話すことに慣れる必要がありました。「そのままでもいいよ」とありのままを受け止め見守ってくれたおかげで、自分から発話しようという自信が生まれたと思います。
上村:受講を通して、語彙やフレーズの幅は広がりましたか?
お母様:はい、日常会話でよく使えるフレーズが増えたので友達とも会話しやすくなったようです。学校の授業は専門的な内容ばかりなので、日常会話で使いたい新しいフレーズは学校の授業だけでは増えなかったと思います。ドラえもんの多読の中で、そのような日常会話フレーズや語彙をたくさん覚えられました。
上村:受講を通して、英語のスピード対応力(早い英語も聞いてわかる、早く読める、早く話せる)は高まりましたか?
お母様:はい、英語のスピード対応力は毎日シャドウイングすることで耳や口が慣れたからなのか、受講後たった半年で随分と高まり、本人も自分の成長を感じられるほど一気に伸びました。
受講前に比べ、発音が改善し、またスムーズな会話のキャッチボールができるようになったと本人も自信をつけております。
上村:受講を通して、スピーキング時の文の組み立て方、そして文法の正確性は高まりましたか?また、文構造のバリエーションは広がりましたか?
お母様:そうですね。特に月2回のコーチとのセッションの中で、文の組み立て方や文法のチェックがとてもためになりました。何となく知った気になっていた文法や文構造も、漫画で改めて再確認したこともありました。
上村:ご家庭で学習する際に難しかったこと、工夫したことなどありましたか?
お母様:毎日10分から20分ほどなので、基本的に楽しく活動できましたが、習慣化するまでの数週間は母親の私から声かけをする必要がありました。姉妹で受講していたので、たまにどちらが上手に発音できるか、スムーズに言えたかなど競うようにして楽しんでいたようでした。読むだけでは簡易になってきた頃、コーチが提案してくれた半暗唱の音読トレーニングもスムーズな発話に繋がったと思います。
これからの展望
上村:最後に、これからのアメリカでの学習の予定を教えてください。
お母様:現在渡米1年4ヶ月になりました。まだまだ発話は完璧とは言えませんが、もう十分1人で現地のスクールで頑張っていけるレベルになりました!
来年はハイスクールに上がるので、今はエッセイなどアカデミックなライティングの習得に重点を置きはじめました。彼女のペースで楽しみながら英語を身につけていってもらいたいと思います。
Nちゃんのお母様、お話を聞かせてくださりありがとうございました!
Nちゃんの半年でのスピーキング力の伸びは本当に目を見張るものがありました。
受講ビフォアアフター動画
受講開始当初のスピーキング動画と、受講8ヶ月後のスピーキング動画を比べると、考えながら発話する流暢さ、そしてその中での文の正確さがよくわかります。こちらの動画でNちゃんの成長をぜひご覧ください。
ということで、今回はアメリカからご受講いただいたNちゃんのお母様へのインタビューをお届けしました。
もしも英語圏の国で数ヶ月生活してもなかなかスピーキング力が伸びないとお悩みのお子様いらっしゃりましたらお気軽に Brave Kids 上村までご相談ください。きっとお力になれることと思います。
これからも、海外で頑張るお子様たち、日本で頑張るお子様たち、皆さんに喜んでもらえる英語スクールにしていきたいと思います。
最後までお読みくださりありがとうございました。